F.Pジュルヌのレゾナンスです。
通常の時計と違い、ふたつのテンプを搭載しております。
テンプを近くに並べて置く事で共振現象が起きる事を利用し
衝撃による誤差を最小限に抑えるメカニズムです。
近年、上記の様な特殊な機構を備えた時計が毎年発表されてます。
様々な時の表現をしようとしている作り手の熱意を感じる物が
多々あります。しかし、これらの新しい機構を備えた時計が
完成された形であるかと言うとそうではありません。
まず、間違いなく何かしらの不具合が出てきます。
開発の段階で見えなかった不具合が使用される事で見えてきます。
例えば、あるバネが少し弱い・歯車のホゾが少し細いなど
ちょっとした事が多いのですが、これらを修正しさらに機構としての
完成度をあげるのも我々の仕事です。