時計メーカー探究  IWC編 ②

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時計メーカー探究  IWC編 時計 修理 (腕時計 修理)風景

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それでは機械を見てみましょう。
機械はETAのCal.7750をベースとしてIWC仕様にパーツの仕上げ、部分的にチューンナップしています。
独自の機械からETAを使用するようになってからIWCの評判が下がりましたが、果たしてこれは正当な評価なのか疑問の残るところです。
機械式クロノグラフを出しているほとんどのメーカーはETAのクロノグラフの機械を使用しています。
独自にクロノグラフの機械を開発するのにコスト、時間がかかると言う事もありますが、実績も定評もあるこの機械を使用するのは一つの賢い選択肢ではないでしょうか。

近年、自社ムーブメントを開発するメーカーが増え、これを売りにしていますが、実際のところ完成度の上で未熟な部分があり不具合が見つかる場合が多々あります。
これを考えると一概に自社ムーブメントが良いとは言えません。
新たな物を開発していく精神は尊ぶものですが、機械が本当の意味で成熟するのは市場に出てから長い年月を掛け修正、改良されて良くなっていくものなのです。

話がそれましたが、クロノグラフ機構をメインに見ていきます。
ローターが大きくウエイトもあるので自動巻きの巻き上げ効率も良いです。
文字盤側は二枚のディスクを使用して日、曜日を表します。
ローターを取り受けを外すと、自動巻き機構とクロノグラフ機構が現れます。
カム➀が動くことにより、クロノグラフ【スタート】【ストップ】【リセット】が行われます。

【スタート】すると、ハンマー➁がクロノグラフの車から離れ、トランスミッションホイール➂がクロノグラフ車と噛み合い動き出します。
【ストップ】すると、トランスミッションホイール➂が車から離れ、ブレーキレバー➃が作動し車を停止します。
【リセット】は写真の状態でハンマー➁が車を零の位置に戻し、ブレーキレバー➃が解除されます。

これがクロノグラフ機構の一連の動作になります。今回はここまでです。
それでは次回もお楽しみに!

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