パネライ ブレス

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パネライ ブレス  時計 修理 (腕時計 修理) 部品作製 風景

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・今回の修理品 パネライのブレスのみ

・修理依頼 ブレスの裏のネジが取れてしまった新しいネジを取り付けて欲しい

ブレスの修理です。

時計修理でオーバーホール以外に多い依頼は、ガラスやリューズ、バンドと外装関係になります。

外装はぶつけたりと衝撃を直接受けやすく、雨や汗など外気に触れるため、皆さんが思っている以上に時計にストレスがかかります。

今回のブレスの裏側を見てみると、ぶつけたか何かの衝撃により裏の駒を留めているネジが取れてしまっています。

もう片方の留めているネジを外し、駒を外してみると、取れたネジの部分は錆びていました。
錆で劣化しているところに衝撃が加わり折れてしまったようです。

この様に、見えない部分が錆などで腐食し、バンドが壊れてしまうことがあります。
折れ込んでいるネジは錆でガチガチにブレスに固着している為に緩みませんので、ドリルを使用し穴を開けていきます。
確実にネジの中心に穴を開けないと本来のネジ穴を壊してしまいますので神経を使う作業になります。

ちなみにネジの径は0.9mm。ネジ山ぎりぎりに穴を開け、軽くタップを掛けると綺麗にネジ穴が再生されます。
様々なバンドに対応するには結局のところ手作業で穴を開けることになります。
次に欠落したネジを同じ素材を使い作ります。

あとは綺麗にバンドの汚れや錆などを除去し、新たなネジを取り付けて完成となります。

・今回の修理料金 ネジ折れ込み抜き 4000円、新規ネジ製作 4000円

※修理料金は状態、形状、本数で料金が変わります。

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