日本時計師会C.M.W. 2次試験

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日本時計師会C.M.W. 2次試験
(Certified Master Watchmaker:公認高級時計師)

本日の9時からC.M.W.の2次試験が開始されました。
試験は、3日間(1日8時間)合計24時間です。
その中で、腕時計1個・提げ時1個を修理します。

皆さんは、時計2個を直すのに24時間を長いと思われるでしょうか?
短いと思われるでしょうか?

通常時計の修理となりますと、分解掃除をした後にテスト48時間以上行い不具合個所を探し出し
必要であれば再度調整を行い、再度テスト・・・を繰り返して修理が完了します。

また試験ですから、不具合個所を見つけそれを直す知識と技術が試されます。
さらに、試験官が常に受験者を見ている状況ですので緊張をします。

その最中で、手が震えたら時計の部品をピンセットでつかむ事も出来ません。
頭の中では、どの様にすれば良いか分かっていても手が思うように動かない事もあります。
想像しただけで、嫌な汗が出る状況です。
その様な状況で合格出来る技術を示せたという合格書の意味は、尊敬に値すると思います。

受験者の皆様には、全員受かって頂ける事を願っております。

さて、弊社山田は、C.M.W.の試験本部長を担っております。
テストの問題として時計の不具合個所を考えたり、いろいろと試験について試行錯誤をしている姿を見ていると、試験は受ける方が楽かもしれないと思ってしまいます。

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