何だか良く分からないタイトルですが、今回のトピックに大事な数字です。
最初の画像に複数のパーツがありますが、これに共通していることは何でしょうか?
写りが良くない部分があるので分かりにくいのですが・・・
それでは、それぞれのパーツを見ていきましょう。
三枚の写真を見て気付かれたかと思いますが、タイトルにあるように“4”が共通していますね。
歯車には点で四つ打ってあり、輪列の受けには数字の4の刻印があります。
このパーツは100年位前のパテック・フィリップの懐中時計の物です。
この頃には既にパーツの量産は出来ていましたが、現代ほど厳密に出来ている訳ではないので、その時計に合わせた微調整が必要になってきます。
ですから、アンティーク時計は同じ時計であってもパーツの互換性がなかなか難しいです。
今回のこのパーツの時計も全てこの時計のために調整されたパーツなのです。
そのために共通の数字を打ち、この時計のパーツだと分かるようにしています。
同じ時計は多くありますが、一個一個一人一人の職人がその時計に合わせてパーツを調整して組み上げていたと思うとロマンがありますね。