先日、修理に来たフランク・ミュラーのエテルニタス3です。
フランク・ミュラーがその全ての技術を結集して作り上げた究極のコンプリケーションシリーズの一つですね。
そのお値段は・・・言わないでおきましょう。
普通に出回っている時計ではないので、防犯上あまりお見せができませんが、少しだけ写真をアップしました。
シースルーバックになっている裏蓋を開けると自動巻きのローターやクロノグラフ機構が配置された機械が良く分かります。
これだけ見ても普通の時計じゃないのはわかると思います。
機能はフライングトゥールビョン、スプリットセコンドクロノグラフ、パワーリザーブです。
しかし、凄いのは機能ではなく、ケースです。
このレベルの時計になると金やプラチナをケース素材にするのが通常ですし、フランクのカタログにもこのモデルはホワイトゴールドで出ています。ですが、このケースはなんとステンレスです。
どうやら聞いた所によると、この時計はプロトタイプらしく、フランクはたまにこう言う物を出してしまうらしいのです・・・。
そう言われると機械パーツの仕上げも甘いかなと感じられます。なぜこういう物を売ってしまうのか真意は分かりませんが、レア物である事には変わりません。