遅くなってしまいましたが、2月19日付けのFacebookに載せた時計の続きになります。
ばらした状態から組み上げていきます。
写真の番号を追ってもらえれば、およそ分かるかと思いますが、気になる点だけコメントします。
ベースのムーブメントはフレデリック・ピゲのCal.11.50です。
④の写真にあるダイヤモンドチェーンですが、これがなかなか精巧に出来ています。
⑤の写真が拡大した物ですが、その精巧さが分かると思います。
これを一つずつ繋げてチェーン状にし、ムーブメントに取り付けます。
それでは、どの様にダイヤモンドチェーンをドライブしているかですが、
⑧の写真を見てみますと、ムーブメントの裏側にある筒カナ車から中間車を経てダイヤモンドチェーンの歯に噛み合って動きます。
分かってみると意外にシンプルな構造になっています。
大変な点は、ダイヤモンドチェーンの巻きつけとゴミです。
全周ガラスで黒文字盤?となれば技術者だったら、その大変さが容易に想像できるのではないのでしょうか。