時計の修理とは? No.1-1

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最初に私のことを少し説明しておきます。16歳で時計修理の世界に入り、約7年間、町の小売店で働き、ある程度セイコー、シチズンなど国産時計の修理を覚え、23歳でスイス時計の修理に携わるようになりました。その後、いろいろなブランドの輸入会社に席を置き、スイスにも十数回トレーニングなどで訪れ、33歳のときには1年間、スイスの山の中で仕事をしました。
 そういう経験を踏まえ、私なりの考えを述べ、時計技術者そして時計を持っている人が時計の修理技術に関して理解を深めていただけるよう話を進めていきたいと思います。

この文章は、THE WATCH & JEWELRY TODAY(株式会社 時計美術宝飾新聞社)に2011年1月~11月と2012年3月の12回連載されたものを打ち直したものです。

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