時計メーカー探究 ウブロ編 ①

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時計メーカー探究 ウブロ編 時計 修理 (腕時計 修理) 風景

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ここ数年、新聞や雑誌などでよく見かけるウブロの時計です。
歴史は浅く新参のメーカーですが、デザイン面、独自の機械でなかなかの実力を持っています。
1980年、バーゼルフェアでデビューしました。
創業者はカルロ・クロッコ。デビュー時、ドレッシーなモデルにラバーバンドを組み合わせる(バンドはバニラの香りがします)と言う斬新なデザインも今となっては普通に感じますが、デザインのセンスの良さはその輝きを失っていません。
エナメル文字盤の物など、いっけん黒のエナメル文字盤に見えますが実は深い臙脂色であり光の加減で見え方が変わったりとお洒落でした。
内部機械も高級ムーブとして定評のあるフレデリック・ピゲ社の物を使用していました。
現在の物には無くなっていますが、文字盤の下にMDMと書いてあり、これは当時の社名で「マリー・ダニエル・モントレ」の頭文字です。
現在のウブロ躍進があるのは、ジャン-クロード・ビバーが経営者になってからである。
時計業界にいるものは知らない者はいないと言われ、数々の成功を収めてきた。
その筆頭にあるのがブランパンの再興であろう。
休眠状態にあった会社を興すだけでなく経営的にも大成功に導いたのである。
その後もオメガでのマーケティングの成功などあるが、次に目を付けたのがウブロである。
今までのデザインの良さを引き継ぎ、より力強く、より存在感のある時計に仕上げた。機械の面でも、トゥールビョン、リピーターなど複雑モデルを充実させ、自社ムーブまで作り上げている。
マーケティングの上手さもあるが、元々の時計の良さがあったからこそこの成功があり、ウブロに目を付けたのも納得が行くのである。

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