時計の修理とは? No.7-4

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原因は重たいものを持ったためなのですが、びっくりしました。そのことがあった後は今でも朝は箸以外重たいものは持たないことにしています(笑)。このことがあったので、2回目の受験のときは駅からタクシーを使い会場まで行きました。試験は一次と二次があり、一次は学科と図面に基づき巻芯と天芯作りでしたが、同じものでも色々な作り方があるのだなあと感心しました。自己流でやってきた自分にとっては勉強になりました。一次試験に合格して二次試験に臨みましたが、壊れた時計を渡されて直すのですが、私が受け取ったのは天芯が折れて天輪の中心穴が壊れてなおかつヒゲも壊れていたように思います。もちろんアンクルも壊れていました。この試験を3日間かけて挑みました。

次回は、そのときの奮闘をお話します。

この文章は、THE WATCH & JEWELRY TODAY(株式会社 時計美術宝飾新聞社)に2011年1月~11月と2012年3月の12回連載されたものを打ち直したものです。

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