時計メーカー探究 ロジェ・デュブイ編
今回はロジェ・デュブイを紹介します。
ロジェ・デュブイ氏が設立した、いわゆる独立時計師系のブランドになります。
ロジェ・デュブイ氏は15歳でジュネーブ時計学校に入学。
19歳で優秀な成績で卒業し、ロンジンに入社します。
22歳でパテック・フィリップの機械式複雑時計部門の技術責任者として迎えられます。
36歳から母校の教授として教鞭をとり、1980年には自身の工房を起こします。
アンティーク複雑時計の修理、レストアを手掛け、有名老舗ブランドのコンプリケーションウォッチ用のムーブメント製作を行なっています。
1995年、58歳にしてカルロス・ディアス氏と共に自らのブランドを立ち上げました。
その後は、リシュモングループの傘下に収まり、ロジェ・デュブイ氏は自らの会社を去るのですが、2012年には顧問として復帰しています。
デザイン的にはクラシカルなのですが、大振りで重量感のあるケースが印象的です。
イージーダイバーなど現代的なデザインの中にもクラシカルな雰囲気があり、それが高級感を出しているのではないでしょうか?
ゴツいイメージとは違い機械の方は、ジュネーブシールの認定を受けているだけあって仕上げも綺麗で、かなり繊細な出来となっております。
自社ムーブメントはもちろん、複雑系のマイスターだけあってかなり特殊な複雑時計が多数あります。
次回は写真の機械内部を見てみましょう。お楽しみに!